今回は、こちらの英語教材をご紹介。
『エンジョイ!フォニックス1 上巻』
教材のレベル・内容
フォニックスとは
近年、英語教育においてよく聞く言葉「フォニックス」。
フォニックスとは、簡単に言うと「発音のルール」。
ルールなんていうと難しく聞こえるが、要は発音の練習だ。いっぱい聞いていっぱいマネして言ってみて、英語の発音を感覚に焼き付けていく。
内容・レベル
こちらは『上巻』ということで、英語に触れたことのない初心者でも大丈夫。
幼児・小学生におすすめ。
オールカラー、CD付き。
アルファベット
まずアルファベットの学習から始まる。
CDを聞いて、聞こえたアルファベットを指差したり、丸をつけたり。
なぞって書く練習もできる。
単語
次に、簡単な単語でフォニックスを身に付けていく。
身近なものや動物、食べ物などたくさんの単語を聞いて学習する。
まぎらわしい発音のアルファベット(mとn、bとp、fとvなど)が頭につく単語をいくつか聞いて、
「聞き分ける能力」を養えるようになっている。
基本的には歌やチャンツ(音楽に合わせてリズムよく英語を発音する)でアルファベットや単語を聞き、発音練習をして進めていく。
練習の後にすぐに問題があり、きちんと発音を聞き分けられるかどうかを確認できる。
勝手に5段階評価
5つ星中、
☆☆☆☆☆!
5つ!満点!
アルファベットを繰り返し書くという退屈で無駄なページがなく、
まだまったく英語に触れたことのない子供でも、楽しく学ぶことができる教材である。
しつこく繰り返して書くより、こんな風に何回も聞いてリピートするほうがよっぽど覚えられると思う。
子供が退屈しないように、
クイズ形式の軽めの問題が盛り込まれており、気軽に取り組むことができるようになっているのもポイント。
「聞こえたアルファベットに○をしよう」「大文字と小文字を線で結ぼう」など。
文字をなぞったり単語の頭文字を書いたりするページも一応あるものの、
「書く」ことに重点を置いている教材ではないので、飽きることなく進められるだろう。
また、すべての単語にイラストがそえられるので、単語とイメージがすぐ結びつくのも良い。
絵はシンプルでゴチャゴチャ感がなく、見やすい且つわかりやすい。
この一冊に、幼児がわかるレベルの身近な単語がたくさん盛り込まれているので、
初めて英語を学習する子供にピッタリの教材だ。
音楽やチャンツで発音するスタイルも子供に適していて、ただ単語を聞くよりもずっと頭に入ると思う。
まとめ
子供が「楽しく英語に触れる」ことができる、優れた教材だな~という印象。
こちらは「アルファベット・単語」教材なので、あとは同時に絵本やDVDなどで実用英語に触れれば、
子供の英語学習としてはもう完璧。
2020年度には、小学3年生から英語活動が必修になるということなので、
それまでの準備としても使える一冊です。ぜひ。
下巻も良さそうです。