
最近、英語教育の話になるとよく聞く「フォニックス」という言葉。
この記事では、
・フォニックスとは何か
・おすすめの子供向けフォニックス教材
についてご紹介します。
フォニックスって何?
「フォニックス」とは、ざっくり言うと「つづりと発音の規則」を学ぶ勉強法です。
英語において、例えば「c」にはいろいろな発音があります。
cupは「カップ」、
cityは「シティ」、
chocolate は「チョコレート」
と、cの発音がそれぞれ異なっていますね。
このような発音の違いは、ある程度つづりと関連があります。
その規則性を学びながら英語の発音を身につける、というのがフォニックスの勉強法です。
おすすめ子供向けフォニックス教材
アラサーの私が学生の頃は、フォニックスなど聞いたことはありませんでしたが、
現在では様々なフォニックス教材が売られています。
今手元にあるのが6冊、本屋で読んで買う気がしなかった教材を含めて10冊以上の子供向けフォニックス教材を知っていますが、
その中でオススメできるのは実はかなり少なかったりします。
まず、発音について文章でガタガタと説明してあるのはやめたほうが良いです。
フォニックスを文で表そうとするとどうしても長くなるので、子供だけでなく大人でもイマイチ理解できません。眠くなります。
だいたい、そんなくだらん説明文なんか読んでるヒマがあったら、一単語でも多く発音したほうが上達します。
そういうわけで、退屈な説明のない、おすすめのフォニックス教材をご紹介します。
おすすめ1:Enjoy!Phonics 英語が聞ける・読める・できる!
こちらは、
・見やすい・分かりやすい
・説明文がなく、ひたすら聞いて発音する(書くパートも少しだけある)
・たくさんの単語の発音が練習できる
という特徴があります。バランスの取れた良教材です。
対象は、年長くらい~小学生。
文字に強い興味を持っていれば、年長より幼くても使えるかもしれません。
(私の4歳の息子は、言葉が出始めたのも遅く、まだこのような教材は使えそうにもありません。)
2020年度からは小学3年生で英語活動が始まるので、
それまでの準備として使うとちょうど良いかと思います。
おすすめ2:親子で学ぼう♪アリスのジュニア英語耳 発音ができるとすべての英語力がUPする
さらに気軽に始められるものですと、こちら。
エンジョイ!フォニックスよりも、「勉強っぽさ」が少ないです。
書くページがないので、CDを聞いてマネするだけ。
確認問題も、正しい答えを指差すという簡単なものです。
対象は小学生となっていますが、子供の興味によってはこちらも幼児からでも使えるでしょう。
息子の場合は、本を見せなくてもCDをかけたら勝手に発音をマネしていました。
そのような使い方でも良いと思います。
この教材は、前半は発音・フォニックスの練習ページで、後半はふしぎの国のアリスのお話を通じて英語に親しむ構成になっています。
おすすめ3:はじめてのジョリーフォニックス
クオリティは高いんだけど、価格がネック(わたし的に)なのがこちら。
「ティーチャーブック」と「ワークブック」が分かれていて、どちらも買う必要があります。
でも、両方買うと約5000円もかかるんですよね・・・
内容は良いので、小学生向け英語教材を探している個人塾の先生なんかにはオススメです。
まとめ:フォニックスで英語を楽しもう
文法の話はまだ理解できない幼児~小学生(特に低学年)は、とにかくたくさんの単語を聞いてマネして発音するのが最も効果的な英語勉強法だと思います。
周知の通り、英語には日本語にはない発音がたくさんあります。(アとエの間とか)
大人は難しくても、子供はCDを聞けばあっさりと正しい発音をマスターしてしまいます。
「単語を覚える」「英語を理解する」のではなく、「英語の発音に慣れる」ことを目標に、お子さんが楽しく英語に触れられるようにしてあげてください。