留学準備② IELTSの勉強の日々

前の記事に書いた通り、

留学を目指してTOEFLを受けるも、その試験形式が嫌いすぎる故にIELTSに逃げ込むこととなった。

マニアックすぎる試験、IELTS

TOEFLみたいなパソコンテストよりペーパーテストがいい!という理由でIELTS を選んだのはいいが、

今度はまた新たな問題が浮上する。

 

 

IELTS はTOEFLよりもさらに知名度の低い試験であり、

教材や講座が少なすぎるのだ。

 

 

私の頃(2010年)は、IELTS対策の市販教材は3冊くらい(しかもどれもまったく使えねー)で、

講座は「海外進学センター」一択だった。

 

 

海外進学センターは、新宿にある留学サポート機関。

IELTS講座だけでなくTOEFL講座もあるし、

留学にまつわる全体的なサポートをしてくれるところである。私はIELTS講座しか利用しなかったが(お金がないから)。

 

 

このときばっかりは、東京に住んでてほんとに助かったわあ〜と思ったものだ。

 

 

今だと海外進学センターだけでなく、他にもIELTS講座はいろいろ選択肢があるようだ。

オンライン講座もあるのは便利だ。

地方出身者としては、

どこでも講座が受けられるような時代がやってきてよかったと思っている。

 

海外進学センターのIELTS講座

※以下は2010年〜2011年の情報ですのでご了承ください。

 

海外進学センターの存在を知った私は、まず説明会みたいなものに行ってみた。

IELTSかTOEFLの授業の無料体験も受けたかと思う。たぶん。

 

 

センターの職員の方による留学関連の説明には説得力があったし、

授業もわかりやすかったので、

ここに決めた。…じゃなくてここしか選択肢がなかったのだが。

 

 

しかし、その唯一のIELTS講座のクオリティがあまりにも素晴らしかったのは救いだった。

リーディング・リスニング

リーディングとリスニングの授業は、まず単語テストから始まる。

 

事前に渡された単語集があり、「この日の授業ではこのページをテストしますよ」

という日程があらかじめ決められているので、各自暗記しておかなくてはならない。

 

 

小テストは隣の人と交換して採点するので、

あまりにひどい出来だとちょっと恥ずかしい思いをする。

 

 

1ページは25単語(たぶん)なので、量的には「余裕じゃん」と思うかもしれないが、

日本語でも使わないような難解すぎる単語ばかりなので、本気で暗記に取り組まないと到底覚えられない。

 

 

リーディング・リスニング担当の講師の内宮先生は、「語彙力が高ければ高いほど点数が上がる」という考えをお持ちの先生。

実際に、受講生の「単語小テストの点数」と授業内で解く「IELTS 過去問の点数」を高い順から並べると、

ほぼ同じ順位になっているとおっしゃっていた。

 

 

確かな情報に基づいているので説得力があり、

先生の言う通り単語を一生懸命覚えた。

 

 

するとあら不思議、最初はちんぷんかんぷんだったIELTS の問題が少しずつ解けるようになっていった。

 

IELTS の勉強に限らず、信頼できる先生を見つけて言われた通りのことをやる…

というのが試験の点数を上げる一番の近道だと思う。

 

 

内宮先生はかなりスパルタ系!?で、授業中はどんどん当てられる。

 

わからないと、結構ズバッと厳しいことも言われたり。

 

 

でも受けにきているのは、留学のために本気で試験の点数上げたいと思っている人だけなので、

厳しすぎるくらいでちょうどいいかと思う。

私は割と真面目に予習して行ってたのですが(怒られるのがこわいから)、そうでない人は結構キツく注意されていた。

 

内宮先生はTOEFLやIELTSを知り尽くしておられ、

TOEFL・IELTS専門家のような方。

 

講座を選ぶときは、そういう先生がいるところを探してください。

 

英語が母国語の外国人講師だと、逆に

「日本人(英語が母国語でない人)が受ける英語の試験」についてはさほど詳しくないことも多いのだ。

 

難易度が大したことない英語の試験ならそういう先生でも大丈夫なのだが、

TOEFLやIELTSといった超難関試験の場合は、

 

英語が母国語かどうかは関係なくて、

その試験にかなり精通している講師でなければしっかりした解説が行えない。

ライティング・スピーキング

担当の松里先生は、サバサバしてハキハキしてかっこいい女性の先生。

受講し始めた時の私といえば、簡単な英語すらオタオタして口からなかなか出て来ないようなかなりアホな状態だった。

 

 

どれくらいアホかというと、confused (混乱した)というべきところをconfessed(告白した) と言っていたくらいだ。

たぶんconfusedは高校生でも知ってるくらい初歩的な単語である。

 

 

こんなレベルで留学を目指すとは我ながら何とも無謀だったが、

先生はそんなアホな私にも的確で明快な指示をしてくれた。本当に助かりました。

 

 

 

説明がものすごくわかりやすい。ピンポイントでツボついてくる感覚である。

 

スピーキングのクラスでは、4人くらいで受けることもあった。

 

順番に時間計ってしゃべるのだが、一言も発しない受講生もいた。

その受講生自身より、先生の方が気の毒だった。笑 まあさらっとパスするだけですが。

 

 

日によっては受講生が自分しかおらず、図らずもパーソナルレッスンになることもありラッキーだった。

 

 

 

こんな感じで2人の良い先生に恵まれ、

IELTS の勉強を進めていった。