スマホアプリで英会話の勉強ができる『スタディサプリENGLISH/日常英会話コース』を実際に使ってみたので、内容と感想を書こうと思う。
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目次
内容
『スタディサプリENGLISH』はリクルートが提供する英語学習プログラムで、スマホアプリでもパソコンでも使える。
Lv.1~7に分かれており、レベルは以下の通り。
・Lv.1…英検5級程度
・LV.2…英検4級程度
・LV.3…英検3級程度
・LV.4…英検準2級程度
・LV.5…英検2級程度
・LV.6…英検2級程度
・LV.7…英検準1級程度
Lv.5と6はいずれも英検2級レベルとなっているが、内容は異なる。
まず有料コース(月980円。2019年8月現在)を開始する手続きが終わると、英語力確認のための簡単なテストを受け、その後Lv.1~7のいずれかのコースを選択する。
どのレベルも、それぞれ240レッスンある。
1レッスンの構成は、
・内容理解クイズ
・ディクテーション
・会話文チェック
・なりきりスピーキング
・クイックレスポンス
となっている。
内容理解クイズ
まず会話文を聞く。話すスピードを「普通」か「速い」で選ぶことができる。
内容が理解できるまで会話を繰り返し聞くこともできる。
会話文を聞き終えた後はクイズに進み、会話内容に関する3つの質問の答えを選ぶ。
次に単語クイズ。英単語が読まれ、正しい意味を選ぶ。
最後に正解数等に応じて採点されて終了。
ディクテーション
会話文に出てきたセンテンスが読み上げられ、空欄になっているところの単語のスペルを入力する。
最後に正解数等に応じて採点されて終了。
会話文チェック
会話を一文ずつ聞くことができ、発音、表現、文法などについて解説を読むことができる。
なりきりスピーキング
マイク機能を使って、お手本をマネしてしゃべる。
成績によって採点され、終了。
クイックレスポンス
日本語を見て、自分で英語に訳して話す。これはほとんど自己採点となっている。
学習対象者
公式には「中学~大人」となっており、会話内容も主に大学生や社会人向けの印象。
とは言うものの、レベル1は英検5級程度であり、「こんにちは」「はじめまして」など初歩の初歩から始まるので、小学生でもオーケー。
前半のレベルは、中学生にも向いていると思う。
もちろん、基本的には大人向け。
Nice to meet you. から始まるので、初歩の初歩から学習できる。
感想
英会話アプリというものに正直あまり期待していなかったのだが、思ったよりおもしろい英語学習アプリだと思った。
何がおもしろかったかというと、ストーリー。よくありそうな単純な内容ではなかった。
私は主にレベル7の学習を進めたのだが、「えっ?」と意外に感じる展開があって、楽しい。「次どうなるのかな!?」とワクワクしながら学習を進められる。
もちろんストーリーのシナリオだけでなく、「学習アプリ」としてもなかなか優秀。
会話文を聞いてすぐにクイズに進むなど、テンポが良くてサクサク進めることができる。
また、「速くて聞き取れないな…」と思ったらスピードレベルを「普通」にできるようになっているのもポイント。
「普通」スピードで完璧にできていても、「速い」で聞くと意外と何言っているのかわからなくなるので、
同じ内容でもスピードを「速い」に設定してもう一回チャレンジするのも効果的だ。
「速い」のスピードがネイティブの普通スピードなので、耳を鍛えることができる。
月980円かかってしまうが、レベルごとに240レッスンも用意されているので、そう考えればとてもお得。
飽きたり、使い尽くしたりしたらやめれば良いだけなので。
唯一の難点は、メニュー画面のBGMがうるさいことくらい。あれって消せるのだろうか。
まあもちろん、アプリだけで英語をしゃべれるようになるのは無理で、本当に英語を話せるようになりたいのなら、オンライン英会話などで鍛えるべき。
「まだオンライン英会話に挑戦する勇気がなくて、準備をしたい」という人は、スタディサプリで単語や文法などをストーリーに沿って学習するのが良いと思う。
7日間無料体験できるので(2019年9月現在)、とりあえず試してみることをお勧めする。
