リバプール大学院での授業について。少人数クラスで課題は盛りだくさん

 

どうも、シフォンです。

 

 

2011年夏から1年間リバプールに留学していました。

 

 

そこで、今回の記事では、大学院の授業課題などのことについて書きたいと思います。

 

 

大学院でのクラス

 

2011年9月から、リバプール大学大学院での授業が始まりました。

 

私は、「School of Music」(音楽学部)「Music Industry Studies」(音楽産業学科)の生徒でした。

 

ポップ・ミュージック業界について、例えば売上の変化や、著作権の話、音楽と地域との関わりについて学ぶ学科です。

 

日本にはそういう大学院はたぶん・・・無いです。

 

 

担任はおじさんからおじいちゃんの間(60代くらいかな・・・?)の先生で、最初の授業では

 

「マイケルです。マイクって呼んでね!」と気さくに生徒たちに言ってくれました。

 

25人くらいのクラスで、教室はあまり広くなく、ぎゅうぎゅうでした。

 

生徒の席は、机とイスがつながっている例のアレでした。(海外ドラマで出てくるやつ)

 

席順は決まっておらず、毎時間テキトーに座る感じです。

 

前にホワイトボードがあって、先生は基本しゃべるだけなんですが、たま〜に何か書くこともありました。

 

1時間100分かそこらです。(忘れた)

日本の大学とそんなに変わりありません。

 

 

留学生が多くクラスの3分の1〜半分くらいいました。そのほとんどが中国人でした。

 

 

日本人は私一人で、あとドイツ人が一人。

英語圏ではアメリカ人も何人かいたと思います。

 

 

中には社会人の男性もいましたが、学期の途中でばっくれました(事情は知らない)。

 

 

留学生を除くともちろんイギリス人ばっかりなんですけど、彼らはイギリス人だけで固まるので、ほとんどしゃべったことないしよく知りません。

 

他国の人をあまり歓迎しないタイプ」の人が多かったです。

 

 

そういう点では日本と共通しているかもしれません。

 

「insularity」(島国根性)重要単語なので覚えておきましょう!(です。テストではほぼほぼ出てきません)

 

 

ときには授業後の夜に「クラスの集まり」みたいなのがあったようですが、こんな感じでアウェーだったので、一度も参加しませんでした

 

 

でも自分も、日本にいるときはあまり外国人に対して良く思わないところもあったし、そんなに悲しくはありませんでした。

 

 

大学院での授業。結構当てられる

 

授業中は、よく当てられました。

 

ピンポイントで名指しされることもあれば、端から順に意見を言うことも。

 

質問がなんとなく理解できるときはいいのですが、何を言ってるのか全然わからないときは、当たらないことを必死で願っていました。

 

雇用契約とか著作権法などの、法律の話が絡んでくると、私にとってはたいそう難しくて理解するのが大変でした。

 

でも、誰も、当てられたとき「わかりません」とか言わないのです。なのでプレッシャーでした。

 

実際、なんだかよくわからないときに当てられることもありました。

 

心の中で泣きながら、とにかく一生懸命何かしゃべりまくっていたと思います。

 

 

ただ、何か意見を言いさえすれば、「それは的外れだよ」というようなことは言われることはありません。

 

一番良くないのは黙っていることです。日本人にありがちなことです。

 

これは日常会話でもそうで、言葉を発しさえすれば、多少ズレていても他の人がフォローしてくれます。

 

海外のそういうところは好きでした。

 

課題について

 

普段の課題は、グループでプレゼン個人でプレゼン、あとはレポートです。テストはありませんでした。

 

大学院なので、もちろん最終的には修士論文を提出します。

 

 

プレゼンに関しては、パワーポイントを使う必要がありました。

ろくに使い方知らなかったのですが。

 

プレゼン中、USBが悪いのか、保存ファイルに問題があったのか、何らかの理由で最後のスライドが全部文字化けしたことを覚えています。

 

焦りすぎて大量に汗かきました。先生は笑って許してくれましたが。

 

そして、課題の中で大きな比率を占めていたのはレポートと修士論文です。

 

レポート・修士論文に関しては、ものすっごい大変だった覚えはあるのですが、あまりにも辛かったからか、けっこう記憶があやふやです。

 

課されるレポートの量は、日本での大学時代に比べると、3倍以上はあったんじゃないかと思います。

 

英語でたくさんの本を読んで、英語で書いて…という慣れない作業。しかも大量。

 

でも、意外と大変だったのは英語がどうこうという話ではなくて、自分の意見を主張するということです。

 

書いているうちに、何が言いたいのか、自分が何を考えているんだかわからなくなってくるのです。

 

頭がおかしくなりそうでした(実際におかしかったかもしれない)。

 

ちなみに5月頃にレポートを一つ事務局出して、その後いったん日本に帰ったのですが、

 

「提出されていない」と先生から連絡が来て血の気が引きました。

 

「締め切りよりけっこう前に提出したため、事務局が紛失した」そうです。

 

いや、意味がわからないから。と、そのときは思いましたが、今考えれば海外あるあるです。

 

このレポート完成データはリバプール大学のパソコン(生徒だけが図書館で使える)に保存してあったため、どうしたら良いのか聞いたら、

 

「下書きだけでもあったら出してくれ」と言うので、USBに下書きの下書きみたいなテキトーなものが残っていたので、添付して送信しました。

 

そのテキトーなレポートで無事に単位はくれたのですが、それはそれでいいかげんだなと感じました。

 

その他授業のいろいろ

 

講義はいつもiPhoneで録音していたのですが、聞き返すことはほとんどありませんでした・・・

 

録音しない方が、毎回集中して話を聞けたかもしれません。

 

レポートの提出日とか、大事なことは書類でもらえるし。

 

 

とある講義でCDの価格の話になり、先生から日本のアルバムの値段を聞かれて、「3000円くらい」と答えるとクラス中の人がびっくりしていました。

 

これはものすごく高いみたいです。

 

 

大学院最後の講義にスクリーンで「涼宮ハルヒの憂鬱」の映像と音楽(ハレ晴レユカイ)が流れたときは驚きました。

 

日本のアニメ音楽はすごいという話だったようです。

 

 

私以外は誰も知らなかったけど・・・

 

 

今回の記事は以上です。

大学院については、いろいろと思い出深いです。