イギリスの大学院に留学したくなったら準備すべきこと3つ(体験談をふまえつつ)

 

こんにちは。

 

私は大学3年生のときに「イギリスの大学院に留学したい!」と思い立ちました。

 

周りに経験者がおらず、情報もあまりない中で、必死に準備した記憶があります。ドジもいっぱいしました。

 

 

そんなわけで、「イギリスの大学院に留学したい」と今考えている大学生向けに、イギリス大学院留学を思い立ったら準備すべきこと3つを書きたいと思います。

 

「イギリス以外の国はどうなんだ?」という話なのですが、準備しなければいけないことに関してはそこまで違いがあるわけではありません。

 

ただ手続き等でやはり多少は異なる点があり、私は他の国の留学事情に関しては詳しくないので、ここではイギリスの大学院留学に絞って紹介します。

 

 

 

大学院留学したくなったら準備すべきこと3つ

 

1. お金を貯める

 

やはりすべては金です。金がなければどうにもなりません。

 

学費に関してですが、ロンドン留学センターに詳しい記載があります。

1ポンド=125円として、平均年間学費は約138万円となっています。

 

ちなみに、これは留学生用の学費で、イギリス国内の大学院生の学費はもっと安い(半分以下)です。同じことを同じ場所で勉強するのに。

 

とんでもないボッタクリですが、排他的なのは日本も同じ。我慢するしかありません・・・

 

 

 

次に、ですが、東京の家賃くらいだと思ったらいいです。

 

私が留学したのはリバプール大学で、寮の家賃は1ヶ月6万円代でした。水道光熱費等はすべて込みです。ネットも。

 

ロンドンはもう少し高いと思います。

 

寮以外だとホームステイ、アパートで一人暮らしなどの選択肢がありますが、たいていは寮よりさらに高いので、寮が一番現実的でしょう。

 

 

その他は食費などの生活費(ロンドンは東京より高い)。

 

そして、イギリスに住んでいると、国内の他の街やヨーロッパの国々に旅行したくなることも多々あると思います(飛行機がとても安いから)。

 

 

そんなこんなで、とりあえず最低200万円は貯めた方が良いです。バイトなりなんなりで。

 

とかエラそーに言いながら、私はお金を貯めることができませんでした

 

コンビニ・家庭教師・派遣などを掛け持ちし、終電逃す日もあるくらいだったのですが、家賃以外の生活費は自分で捻出していたので、なかなか難しかったです。

 

最終手段は日本学生支援機構で借りることです。私も借りました。

 

しかし将来の返還のことを考えると、やはり借金はしないにこしたことはないので、できるだけ自力で貯めましょう

 

ちなみにこの返還型奨学金のことを英語で「scholarship(奨学金)」と説明すると変な顔をされるのでご注意ください(経験談)。

 

「奨学金」というのは本来返還不要なものです。日本学生支援機構の返還型奨学金は単なる借金ですので、「student loan(学生ローン)」と言います。

 

 

イギリスの大学院側から「資金源は?」と聞かれることがあるので、上記の奨学金を借りた場合は、student loan と説明するようにしてください。

     

 

長々と金について書きましたけど、まあ、お金持ちの家の人には関係ないんですけどね?(ひがみ)

 

2. IELTSまたはTOEFLの勉強をする

 

かつてはイギリスの大学院に留学するならIELTS、と決まっていたようですが、今ではTOEFLでもいいという大学も多いです。

 

 

TOEFLは完全パソコン受験(スピーキングも人間に対してではなく、ヘッドセットつけてしゃべります)。

IELTSはペーパー試験です。

 

好みのほうを選ぶと良いです。

 

 

今のところ、TOEFLのほうが参考書や講座は多いので、対策はしやすいのかもしれません。

 

私はどちらも受けましたが、TOEFLのパソコン方式がどうにも苦手でだったので、IELTSに専念しました。

 

今の大学生はデジタルネイティブでしょうから、パソコン受験に抵抗ないかもしれませんね。

 

TOEFLとTOEIC・・・なんだか名前は似ていますが、試験レベルは比べものになりません。

TOEFLはとてつもなく難しい(IELTSも同様です)ので、留学したいと思ったらその日からすぐに勉強を始めましょう!

 

独学が難しければ、スクールという手もありますよ。

 

3. 大学の授業で良い成績を取り、教授と仲良くなる

 

入学願書には大学の成績も提出します。

 

私みたいな不真面目なアホでも大丈夫だったので、そこまで心配いらないかもしれないですけど、最低限は要ります。

 

大学によって基準は異なりますが、平均評定3はあったほうが良いでしょうね・・・オクスフォードやケンブリッジレベルだと、一年生のうちから気をつけていないと厳しいかもしれません。

 

 

それから、願書を送る際には、教授から推薦状をもらわなければなりません。

 

イギリスの場合は2通必要ですので、仲の良い教授が2人いると頼みやすいです。

 

願書を送るのは4年生になってからですが、そのときまでに誰か2人見つけておきましょう。

 

少なくともゼミの先生にはお願いできます。

 

私は3年・4年とそれぞれゼミの先生がいたので、そのお2人にいただくことができました。正直仲良くはなかったのでちょっと申し訳なかったです。

 

 

推薦状だけでなく、海外についての情報や、留学にあたってのアドバイスももらえるので、親しくなっておくと何かと有利だと思いますよ。

 

まとめ:思い立ったらすぐに準備にとりかかろう

 

大学院に留学したい!と思うのが大学1年か、2年か、3年や4年かもしれませんが、とにかくすぐに準備を始めることが重要です。

 

金を貯め、英語の勉強をし、大学の授業を頑張る・・・って、もはや留学関係なく大事なことかもしれないですね。

 

 

留学はものすごく大変なんですが・・・というか楽しい思い出があまりないのですが、少なくとも経験値の大きさはすごいです。

 

行って後悔はないはず。

 

ぜひチャレンジしてください!