『起きてから寝るまで子育て英語表現600』(改訂版)/アルク
結構なベストセラーのようなので、読んでみた。
内容
朝・昼・夜などに分かれていて、シチュエーションに合った英文が書いてある。
オンラインで音声がダウンロード可能。
「子育てならではの例文」があるのが特徴。普通の英語教材にはなさそうな文が豊富だ。
チャプターが終わると穴埋め式のチェックテストがあるので、表現を覚えられたかどうかを確認することができる。
感想
自分が今子育て真っ最中なので、おもしろいと思う例文が多くて楽しめた。
例えば「おもつが重い」なんていうのは子育て中の人ならではのセリフではないだろうか。
やはり自分が今経験していたり、興味を持っていることは頭に入りやすい。
なので、子育て中(もしくは終わってひと段落した方)で、英語に興味があるという方にオススメ。
短めの文が一文ずつ書かれていて、読み進めやすいのもポイント。
子育てしていたら、長い文をじっくり読む時間はなかなかないと思うので。
果たして実用性はあるのか?
あいさつやちょっとした声かけは、実際に子供に向かって使えると思います。
「いたいのいたいのとんでけ~!」、「こっち見て!」など。
一方、「味を調える」とか「床を掃除する」などの表現は、完全に独り言というか、実際に口にすることはあまりなさそうな…
しかし、「こういうとき英語でなんて言うのかなあ」と考えてみることによって、忙しい日々の中で気分転換になるのではないかと思う。
子育てでいっぱいいっぱいになってしまった時、うまく冷静になれるきっかけになるかもしれない。
また、子供に話しかけるためだけでなく、英語日記に使えそうな表現もたくさんある。
カタカナがあやしい
部分的に、英語の読み方がカタカナで書いてあるが、ちょっとあやしいと感じるところがある。
音声をダウンロードして、聞きながら進めるようにすると良いと思う。
まとめ
ごちゃごちゃしてなくて見やすい、気軽に読めるという点が良かった。
「これで英語ができるようになる」というタイプの本ではないのだが、
・子育て中、または終わってひと段落した人
・英語に興味がある人
には楽しめるであろう一冊。
ちなみに『わんぱくキッズ編』という続編もあり、こちらは小学生の子供とその親が使えるセリフがたくさん紹介されている。