今回ご紹介するのは『楽しくはじめる英検Jr.』シリーズ/旺文社。
ブロンズ
シルバー
ゴールド
の3冊シリーズである。

「英検Jr.」とは

旧名称は「児童英検」。
普通の英検は5級から始まるが、英検Jr.はその5級よりもさらに易しいレベルであり、
すべてリスニング問題という部分が特徴。
受験料は
ブロンズ: ¥2,300
シルバー: ¥2,500
ゴールド: ¥2,700
となっている(2018年6月現在)。
個人で試験を受ける場合はオンライン受験のみで、「合否なし」(正答率が出るだけ)。
英検Jr.について紹介しておいてなんだが、
正直、受ける意味あるのかな?とツッコミたくなる。
試験自体は児童英語を扱う塾用といった印象で、
あまり個人が受ける意味は感じられない。
しかし英検Jr.の問題は「3択式のイラスト付きリスニング問題」。これは英検5級・4級・3級とずっと出てくる形式である。
なので英検5級の準備という意味で、英検Jr.の受験はしなくても問題集をやって勉強する価値はある。
教材のレベル・内容
レベル
公式では、英検Jr.ブロンズ受験の対象の目安に「未就学の子供」とある。
また、『楽しくはじめる英検Jr.』シリーズ/旺文社も、なんとなく幼児~小学生低学年向けっぽい雰囲気で作られている。
が、特に気にせず小学校高学年でも良いと思う。
内容
ひたすらリスニングの選択問題を解いていく。
基本的にはすべてイラスト付き。ゴールドになるとイラストが無い問題もある。
イラストを見ながらCDを聞き、正しい答えを選ぶ。
3択のときもあるし、6択のときもある。
小学生が実際使ってみたところ
小4にブロンズ、
小6にシルバー
を使ってもらった。
ともに英語学習歴は1年と少しで、決して英語が得意というわけではない。
アルファベットですらたまに間違えるくらいだ。
だが、
「書く」「なぞる」というような教材に比べて、
明らかに楽しそうに学習していた。
選択問題は、クイズみたいで楽しいらしい。
大体のページは「ラクラク」「楽しく」解けていた。
ただ、「簡単にわかる問題」と「難しい問題」が混在していて、
たまによくわからなくてイライラしているようだった。
そういうときは答え合わせの際に一文ずつ聞いて
解説したりしてフォローした。
食べ物や動物など物の名前はすぐに覚えられる子が多いのだが、形容詞や動詞となるとなかなか覚えられないみたいだ。
勝手に5段階評価
5つ星中、
☆☆☆☆☆。
5つ!満点!
英語をたくさん聞けるし、
英語を1年以上やっていればラクにできるので、
「問題を解く」楽しさも味わえる。
先生や親が手伝ってあげないとできないレベルだと、子供は難しくて大変で嫌になってしまう。
なかなかなわからない問題をじっくり…よりも、簡単な問題をたくさん!を心がけるべきだ。
おすすめの使い方
こちらの記事で紹介している『キクタンキッズ』/アルク と組み合わせて使うと効果的だ。
チャンツで英単語を学ぶ『キクタンキッズ』/アルク 内容と感想
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②楽しくはじめる英検Jr. ブロンズ 新装版 [ 旺文社 ]
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④楽しくはじめる英検Jr. シルバー 新装版 [ 旺文社 ]
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⑥楽しくはじめる英検Jr. ゴールド 新装版 [ 旺文社 ]
と進めていくとスムーズだ。
クイズ感覚でたくさん英語を聞いて、
ぜひ楽しく学習してほしい。