『小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル』内容と感想

英検5級対策


 

 

英検5級対策教材『小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル』/旺文社 をご紹介。

 

 

きっかけ。

小学生向けに、英検5級対策教材が欲しいと思って探していた。

 

 

英検教材に限らず、「よくわかる」とか「世界一わかりやすい」と謳っている教材がよくあるが、

そのフレーズによって随分ハードルを上げているものだと感じる。

 

 

買い手としては、どうしても

ホントかよ?と疑ってかかってしまうし…

 

 

自分用にはそういう名前の教材は買ったことが無かったのだが、

試しに買ってみた。

 

 

「本当によくわかるのか?」を検証するために。

 

教材のレベル・内容

その名の通り、

英検5級(最も易しい級)の合格を目指す小学生のための教材。

CD付き。

 

 

英検5級は初級レベルの英語だが、そうは言ってもある程度の語彙は必要。

 

こちらの教材も、英語にほとんど触れたことのない初心者だと厳しい。

学校か塾で、最低1年くらい英語の学習経験があると良い。

 

 

LESSON1~13まであり、

1レッスン4ページ。

 

 

レッスンの構成

①表現・文法を学ぶ。全ての文をCDで聞きながら学べる。

 

②学んだことを使って簡単な選択問題にチャレンジ

 

③簡単な問題(選択問題もあれば、記述問題もある)

 

④英検と同じ形式の問題にチャレンジ

 

 

 

レッスンはワンパターンではなく、バリエーションがある。

イラストを見ながら文を選んだり、点と点を線でつないだり。

実際に自分はできるかどうか、好きかどうかを答えたり。

 

 

飽きないように工夫されていると思う。

 

 

英検5級予想問題

LESSON13まで終わると、最後に英検の予想問題。

 

本番と全く同じ問題形式で、マークシートもちゃんと付いている。

 

また、「スピーキングまるわかりBOOK」という別冊が付属している。

 

指定されたURLにいってパスワードを入力すると、

「スピーキングテスト練習サイト」にアクセスできる。

 

そこでは

・スピーキングテスト予想問題

・解答例

・スピーキングテストで役立つ単語&表現を聞く

という3つのコンテンツが用意されている。

勝手に5段階評価

5つ星中、

☆☆☆。

3つ。

 

親なり塾の先生なりに手伝ってもらいながらやるのなら、

とても良い教材。

 

 

一人でやる場合、

余裕で分かるレベルならばスラスラ楽しくできるかもしれないが、

半分くらいしかわからないレベルなら、進めるのがきつそうだ。

 

 

そして、余裕で分かるというのなら4級なり3級なりを目指すべきだし、

う〜ん…そこらへんの対象レベルの判断がなんとも難しい。

 

なので、星3つ。

 

 

 

 

全ての漢字に読み仮名がつけられているのは配慮を感じるし、

常にCD音声を聞きながら進められるのは効果的。

 

 

英単語が文字では読めなくても、聞けばわかるというのはよくあることだからだ。

イラストも添えてあって、わかりやすさUP。

 

 

④の英検と同じ形式の問題は、難しいなと感じたらとばしてもいいかと思う。

 

 

英文を聞いて理解はできても、読めるようになるまでには時間がかかる子も多いので、

リスニングのほうだけ挑戦してみるとか。

 

 

 

とは言っても、英検5級に合格するには文字で英語を読めないといけない。

 

各レッスンの①②③では、CDを聞きながら、書いてある英文を目で追って英文に慣れよう。

 

レッスンでは、あえて英文に日本語訳は付いていない。

すべての訳はまとめてLESSON13の後にある。

 

 

CDから聞こえてくる単語とイラストで、

訳を付けなくてもなんとか内容はわかるだろうという判断だと思う。

 

 

たしかに訳がすぐそばに書いてあると、

英語よりついつい日本語を見てしまいがち。

 

 

日本語が無いから耳でがんばって聞いてなんとか理解しようとする。

そうすると耳が鍛えられる。

 

 

 

まとめ

5級のために必要な文法・表現を満遍なく学ぶことができ、

シンプルで見やすい。

 

「本当によくわかるのか?」という疑問については…

まあ、ちゃんと全ての説明を理解しながら読めるのであれば、

よくわかる…と思う。

 

 

しかし、小学生が自力で英語についての説明を読めるかというと…

優秀な子ならばいける。そうでなければ無理。

 

 

しかし、「わかりやすい」教材であることは間違いない。

 

 

 

問題をこなしながら、「英検の問題に慣れる」こともできる。

 

相性が良さそうならば、ぜひ。