「中学英語やり直し」系教材でオススメの本

 

本屋の語学コーナーをのぞいてみると、「中学英語のやり直し」を謳う英語教材がわんさかある。

 

たしかに英会話は中学英語で十分だ。

 

しかし、

「◯◯日でやり直せる」だの、「しっかり身につく!」など、

 

ほんまかいなとツッコミたくなるタイトルのものも正直多い。

 

 

教材を選ぶ際には、基本的には相性が大事だと思うのだが(パラパラとめくって自分的にわかりやすそうだと思うもの)、

 

「できれば選ばない方がいいタイプ」のものをまずはご紹介しよう。

 

 

選ばない方がいい中学英語やり直し教材その1:説明がクドイ

 

なんたらのなんたら詞的用法がどうの、

 

SVOCがどうのとつまらん説明が書いてあるやつ・・・

 

 

英検1級を持っている私ですらウゼーと思うのに、

 

ましてや「サクッと中学英語を復習したい」と思っているであろう学習者にとっては、

苦痛でしかない説明であろう。

 

だいたいそんな長々とした文章を一所懸命読んだところで、しゃべれるようになどなるはずもない。

 

私なんかは1ページあたりの文字数が多いだけでイライラしてしまうが、

これは年齢のせいかもしれない。(老眼…?)

 

 

選ばない方がいい中学英語やり直し教材その2:「会話に使わなそうな例文」が盛り込まれている

 

この点は、これから英会話をやろうとしている人には判断が難しいかもしれないのだが、

最低限の英会話の際に使う文は、かなり短い文で十分なのである。

 

ある「中学英語やり直し教材」に書いてあった例文に、こんなものがあった。

 

He is rich enough to buy a house.

(彼は家を買うには十分裕福だ。)

 

しかし、実際の会話においてはenough toなんてめんどくさいもん使わなくても、

 

He is rich.

So he can buy a house.

(彼は裕福だ。だから家を買える。)

 

これで十分だ。2文に分けたほうがだいぶ簡単である。

 

長い文を最後まで聞いてもらおうと思うと、

かなり早口でパ~っとしゃべらなければならないのだが、

それは英会話初級者には(たぶん中級以上であっても)なかなか難しいだろう。

 

なので、

実用的な短文がたくさん載っている教材が望ましい。

 

 

さて、上の2点に気をつけて、オススメの教材を選んでみた。

(そしたら、2冊しか残らなかった…)

 

 

オススメ教材1:『どんどん話せる驚異の中学英語』

 

 

レッスン最初に4コマがあり、場面や英文の使いどころが一目でわかりやすくて効果的。

 

実用的で短い文がたくさん学べる。

 

 

オススメ教材2:『ゼロから始める!大人のための中学英語』

「中学英文法、かなり忘れたな~」という人でも大丈夫なくらい、懇切丁寧に説明してくれている。

 

とはいってもくどくはなく、すっきり簡潔で分かりやすい。

 

ところどころ図解があるのも親切だ。

 

最後に:英文法をさらい終わったら、会話!会話!会話!

 

まさか「文法を学ぶ」ことをゴールにしている人はいませんよね?

 

たいていは、「英語である程度コミュニケーションが取れたらいいな…」という望みを持って教材を手に取るのだと思う。

 

上記のような文法書は、サラ~っと1-2週間で見終わろう。

 

全部完璧に頭にインプットする必要はない。さらうだけで良いのだ。

 

そして、活用もしないで1ヶ月以上かけて読んでも無駄である。

 

次のステップとして、どんどん英語を話そう

 

オンラインで格安で利用できるサービスは色々あるが、

DMM英会話がオススメだ。

 

無料体験があるので、まずはやってみてはどうだろうか。

 

「外人が小遣い稼ぎになんとなくやっている」のではなく、

講師のみなさんは英語を教えることをしっかり勉強しているプロなので、安心して飛び込んでみてほしい。

 

自分が「初級者」であることと、「聞き取れないときはスカイプのチャットで文を打ってほしい」ということを伝えれば、さほどこわくはないはずだ。

 

緊張はするけれども、上達のためには緊張は必要。

 

中学英語を復習し、ぜひ英会話を楽しんでもらいたい。